ブレードサーバーが発する熱の拡散の実態に関する実証実験

目的

ブレードサーバーは、単位床面積あたりの消費電力(=発熱量)が従来のサーバーに比べて格段に大きく、また、集密化されたCPUを一定の温度に保つため冷却用のファンが強化されています。

  従来サーバー ブレードサーバー
消費電力(発熱量) 2KWH程度/1ラック 10KWH程度/1ラック
冷却能力(風量) 1サーバーの風量を1とする 風量は従来サーバーの約3倍
ただし、装置内のエアストリーム解析によるファンの位置や数量等の最適設計で冷却効率が高い

※サーバーの機種、構成により異なりますので、あくまで参考とお考えください。

ブレードサーバーは、高温の排熱と共に、サーバーの後方広範囲に排熱が拡散するという特性を持っており、機器の排熱量がサーバールームの熱処理能力以下であっても、局所的に起こる「熱溜まり」という現象や排熱が隣接する他の機器の吸気口まで届くことによるカスケード等の影響を正しく把握する必要があります。
アット東京センターでは、お客さまの機器がより良いコンディションでその能力を発揮できるよう、天井を高くする等の設備設計を行ってはおりますが、この環境下で最適な配置計画を提案することを目的として、サーバールーム内に実機(ブレードサーバー)を持ち込み実環境下における実証実験を行いました。

ブレードサーバーの排熱と熱溜まり現象

実験環境

1.実験場所
アット東京 中央センター
2.機器
ブレードサーバー 4台 (消費電力約2.7KW、発熱量約9600KJ/H)  1ブレードサーバーに6ブレード (Xeon 2.8GX2 Memory2G HD36.3G)  模擬負荷 ダミーサーバー4台
3. レイアウト
ラック3列

試験概要

1.ブレードサーバー単体試験
吸気・排気温度差ならびに風速測定
2.ラック内レイアウト試験
ラック内温度分布、ラック外温度分布、 マウント位置による影響把握
3.ラック配置試験
ラック間隔(縦・横)ならびに向き(順方向、背面合わせ)の影響把握
4.冷気噴出し口配置試験
噴出し口の位置とその効果分析
試験結果

シミュレーション解析例

*研究協力:東京電力(株)技術研究所 熱流動・流体構造技術グループ

アット東京のデータセンターは、他の一般的なセンターと比べ、サーバールームの容積が格段に大きく、また、ラック上部に大きな空間を持っておりますので、サーバーが必要とする冷気をラック部に保持することが可能です。これにより、他センターに比べサーバーを高密度に配置することが可能となります。

このほかの電圧と熱について

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