関東圏で起こる落雷は、その発生頻度から夏季雷が最も多く、 「熱雷」がその代表です。
これは名前のとおり比較的気温の高い夏に発生し、太陽が地面を熱することにより発生する上昇気流や、山岳の斜面に沿って吹き込まれる海風が作る上昇気流によって積乱雲を形成、入道雲へと発達していき、雷を伴った雨を降らします。
このほかには、「界雷」と呼ばれる寒冷前線や温暖前線の付近に形成される雷雲で生じる場合や、
「渦雷」と呼ばれる発達した低気圧や台風の中心付近などで周囲から吹き込む気流によって上昇気流が通常より盛んになると発生する場合があります。
これら雷は、
など、雷性状を表わすパラメータ値は、雷ごとに異なっており、しかもそのバラツキは非常に大きく、このため、完全な雷対策は不可能であることを前提に、雷被害を完全に無くすのではなく許容できるレベルに減らすというリスク・アセスメントの考え方を取り入れることが重要となります。

計算機(サーバー)群は、通常UPS(無停電電源装置)に繋がれており問題はありませんが、 この計算機群を冷却している空調装置は商用系統に接続されており、熱処理的に厳しい夏に雷サージが侵入して空調系の止まるリスクは潜在しています。
この対策といたしまして、
などが考えられます。
詳しくは「落雷頻度マップ」を参照
より詳しい内容をお知りになりたい場合は以下がお勧めです。
出典:SAFIRで観測した夏期の関東地方における雷雨と大気環境
Ⅰ:雷雨活動の概観と雷雨発生のメカニズム(日本気象学会 2002.7論文)